便潜血陽性

便潜血検査で「陽性」と言われたら? 大腸内視鏡検査を受けるべき理由
健康診断や自治体のがん検診で行われる便潜血検査。検査結果で「陽性」と言われて、不安になった経験がある人も多いのではないでしょうか。
しかし、便潜血検査の陽性は必ずしも大腸がんを意味するわけではありません。
一方で、体からの重要なサインである可能性もあります。
この記事では
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・便潜血検査とは何か |
について、わかりやすく解説します。
■便潜血検査とは?大腸がん検診の基本
便潜血検査とは、便の中に血液が混ざっていないかを調べる検査です。
大腸がんや大腸ポリープがあると、腸の中で微量の出血が起こることがあります。
そのため、肉眼では見えない血液を検出することで、大腸の異常を早期に発見することができます。日本では多くの自治体で
・40歳以上の大腸がん検診
・会社の健康診断
として実施されている、非常に重要な検査です。
■便潜血検査で「陽性」が出た場合
便潜血検査で陽性と判定された場合、日本では多くの自治体で精密検査が必要になります。
ただし、陽性=大腸がんとは限りません。
検診データによると、便潜血検査で陽性となり精密検査を受けた場合
・約50%に大腸ポリープが見つかる
・約4%強に大腸がんが見つかる
と報告されています。
つまり、陽性は大腸の異常の可能性を知らせるサインなのです。
■精密検査は「大腸内視鏡検査」
便潜血検査で陽性だった場合、通常行われる精密検査が大腸内視鏡検査(大腸カメラ)です。
この検査では、細いカメラを肛門から挿入して
・大腸の粘膜の状態
・ポリープ
・腫瘍
などを直接観察することができます。
さらに、検査中にポリープをその場で切除できる場合もあります。
■大腸ポリープは放置するとがんになることも
大腸ポリープは良性の場合が多いですが、一部は時間の経過とともに大腸がんへ進行する可能性があります。
しかし、内視鏡検査でポリープを切除することで大腸がんの発症リスクを減らすことができるとされています。
つまり、大腸内視鏡検査は
・病気の発見
・がんの予防
という2つの役割を持っています。
■大腸がんは早期発見がとても重要
大腸がんは、初期の段階では症状がほとんどありません。
そのため
・腹痛がない
・血便がない
・体調に問題がない
という場合でも、便潜血検査で陽性が出た場合は必ず精密検査を受けることが大切です。
早期に発見できれば、治療成績も良好とされています。
■異常がなかった場合でも安心につながる
大腸内視鏡検査を受けて異常がなかった場合でも、大きなメリットがあります。
研究では、内視鏡検査で異常が見つからなかった人は
約10年間、大腸がんのリスクが低い
と報告されています。
つまり検査を受けることで、将来の安心にもつながるのです。
■まとめ|便潜血陽性なら放置せず精密検査を
便潜血検査で陽性と言われた場合、大腸内視鏡検査を受けることがとても重要です。
ポイントをまとめると
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便潜血陽性は放置せず、早めに医療機関を受診しましょう。


